ビュー ステートの機能
ASP.NETではViewStateは以下のような機能を提供します。
- リクエストを越えてコントロールの状態を保持:ViewStateはページ内のコントロールの状態を格納することができ、そのページに対する複数回の要求間でコントロールの値や状態を保持できます。これによって、ユーザーがページ内で幾つかの操作を実行した後に、そのページは後の要求でユーザーの行った変更を保持できます。
- ビューステートを使えば、コントロールの値や状態の保存と復元処理を自動化できます。ビューステートは、コントロールの値や状態を自動的に保存し、ページがポストバックされた時に保存した状態を復元します。
- サーバコントロールのデータバインドのサポート: ViewStateは、サーバコントロールのデータバインド情報を保存できます。これにより、データバインドはページの複数の要求の間で保持されます。したがって、後続の要求では、サーバコントロールはバインドされたデータを引き続き表示できます。
- ページレベルのデータ格納を提供する: ViewState は、ページレベルのデータを格納して、ページの複数の要求の間で共有するために使用できます。これにより、ページ内の異なるコントロールが、ViewState 内のデータを読み取って変更することで、通信やデータの共有を行うことができます。
- 開発者は、PageクラスのSaveViewStateとLoadViewStateのメソッドをオーバーライドすることで、ViewStateの保存とロードの方法をカスタマイズできます。これにより、開発者は、特定のニーズに合わせてViewStateをデータベースやキャッシュなどの異なるストレージメディアに保存することを選択できます。