フィルタの設定におけるDispatcherの利用について

フィルタの設定では、dispatcherはフィルタの実行タイミングと範囲を指定するためのプロパティです。dispatcherプロパティにはREQUEST、FORWARD、INCLUDEの3つの値を指定できます。それぞれの値の意味を以下に示します。

  1. フィルタは、サーブレットまたはJSPページへのリクエストが発せられると呼び出される。これが標準のディスパッチャの値である。
  2. フォワード:リクエストが別のサーブレットまたは JSP ページにフォワードされるときにフィルターが呼び出されます。これにより、フィルターはリクエストが他のコンポーネントにフォワードされる前または後に何らかの操作を実行するために使用できるということです。
  3. サーブレットやJSPページがinclude()メソッドで別のサーブレットやJSPページをインクルードする場合、フィルタが呼び出されます。これは、インクルードされるコンポーネントの実行前または後に何らかの処理を実行するために使用できます。

Filter の web.xml ファイルでの設定で dispatcher 属性を設定できます。次に例を示します。

<filter>
<filter-name>MyFilter</filter-name>
<filter-class>com.example.MyFilter</filter-class>
<init-param>
<param-name>param1</param-name>
<param-value>value1</param-value>
</init-param>
</filter>
<filter-mapping>
<filter-name>MyFilter</filter-name>
<url-pattern>/myServlet</url-pattern>
<dispatcher>REQUEST</dispatcher>
</filter-mapping>

上の例ではフィルターは MyFilter と呼ばれ、その dispatcher 値は REQUEST に設定されています。これは URL パターン「/myServlet」にリクエストが一致した場合に、フィルターが呼び出されることを意味します。

アプリケーションのニーズに応じて、dispatcher の値を選択することに注意してください。リクエストが転送されたときまたはインクルードされたときにいくつかの操作を実行する必要がある場合は、dispatcher を FORWARD または INCLUDE に設定できます。リクエストがサーブレットまたは JSP ページに送信されたときにのみ操作を実行する必要がある場合は、dispatcher を REQUEST に設定できます。

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