Excelの互換性モードの影響
Excel互換モードの影響は次のとおりです。
- 新機能の制限:互換モードでは一部の新機能が使えなくなったり、制限を受ける可能性があります。たとえば、互換モードでは、新バージョンの関数やグラフ、データ分析ツールを使用することはできません。
- 互換性:互換モードでは、一部の書式設定は正しく表示や保存ができない場合があります。たとえば、Excel の新しいバージョンは .xlsx ファイル形式を使用しますが、互換モードでは古い .xls 形式でのみ保存することが可能であり、その結果、一部の書式設定要素が失われたり変更されたりすることがあります。
- 互換表示では、最新版では利用できるセキュリティ機能が使えないため、以前のバージョンと互換させるための機能では、セキュリティ上の問題が発生する可能性があります。
- 互換モードでは、Excel のパフォーマンスや効率に影響が出る可能性があります。互換モードでは、新しい Excel の最適化機能やパフォーマンスの向上が利用できないため、処理速度の低下やその他のパフォーマンスの問題が発生する可能性があります。
- 互換性の問題:互換モードでの Excel ファイルの開閉時には、異なるバージョンの Excel との互換性の問題が発生することがあります。例として、新しいバージョンで作られたファイルが古いバージョンの Excel では正常に開けなかったり表示できなかったり、古いバージョンの Excel で作られたファイルを新しいバージョンの Excel で開くと書式が崩れたり互換性に問題が出たりすることがあります。