Teradataのアーキテクチャはどのようなものですか?
Teradataのアーキテクチャは、以下の主要なコンポーネントを含む多層構造です。
- PE(Parsing Engine)は、SQLクエリリクエストを受信し、解析し、クエリの最適化と実行計画の生成を行う役割を担っています。また、PEはユーザーセッションと権限管理も行います。
- BYNETは、データやクエリリクエストを各コンポーネント間で転送するためのTeradataの通信層です。
- アクセスモジュールプロセッサ(AMPs):データの実際の保存と処理を担当します。データは水平に分割され、各AMPが一部のデータを処理します。AMPs間はBYNETを介して通信します。
- バーチャルディスクアレイ(Vproc)は、データを読み込んでメモリで処理し、結果をPEに返す役割を担っています。
- 仮想ゲートウェイプロセッサ(VProc):接続リクエストの処理と他のシステムとの通信を担当しています。
- データベース:テラデータは共有ストレージ構造を採用し、データはAMPに水平分割して格納されます。ユーザーはSQLクエリ言語を使用してデータにアクセスして操作できます。
全体の構造は対称型のマルチプロセスシステムであり、各コンポーネントはパフォーマンスと容量を向上させるために独立して拡張できます。Teradataのアーキテクチャ設計は、大規模なデータ分析と処理要件に適した高可用性、高性能、およびスケーラビリティを実現することを目指しています。