Apache Beamにおけるイベント時間処理は、どのように実装されていますか?
Apache Beamでは、イベント時間の処理はTimestampsとWatermarksを使用して実装されています。
- イベント発生時間を示すために、Timestampsが使用されます。データストリーム内の各要素には、その要素のイベント発生時間を表す対応するTimestampがあります。各要素にTimestampを割り当てるためには、TimestampAssignerを使用できます。Apache Beamでは、WithTimestampsまたはWithTimestampsAndEventTimeを使用して、データストリーム内の要素にTimestampを割り当てることができます。
- ウォーターマーク:ウォーターマークはイベントの時間進行を示すために使用されます。ウォーターマークは過去のイベント時間が全て到着したことを表し、もうそれよりも前のイベントはないことを示します。ウォーターマークはウィンドウ操作をトリガーするために使用され、例えばウィンドウの計算をトリガーしたり、ウィンドウを閉じたりすることができます。Apache Beamでは、TimestampWatermarkまたはAssignsWatermarksを使用してウォーターマークを生成することができます。
Apache Beamは、TimestampsとWatermarksを使用することで、イベント時間の処理、ウィンドウ操作、遅延処理などを実現できます。