ASP.NET の AutoEventWireup 属性はページのイベントを自動的にワイヤーアップします。

ASP.NETにおけるページレベルのプロパティであるAutoEventWireup属性は、イベントとイベントハンドラを自動的に関連付けるかどうかを指定するものです。AutoEventWireup属性がtrueに設定されているとき、ASP.NETはページのロード時にイベントとイベントハンドラを自動的に関連付けます。AutoEventWireup属性がfalseに設定されている場合、開発者はページコード内でイベントとイベントハンドラを明示的に手動で関連付ける必要があります。

既定ではAutoEventWireup属性はtrueで、ASP.NETページがロードされるとページのコード内にあるイベントハンドラを検索し、ButtonのClickイベントとButton_Clickイベントハンドラのように、イベントとイベントハンドラを自動的に関連付けます。

AutoEventWireup属性を使用するとコードがシンプルになりますが、イベントハンドラの関連付けをページコード内で明示的に記述する必要がなくなります。ただしページ内にイベントハンドラの重複があると予期しない結果やエラーが発生する可能性があります。

開発時にAutoEventWireup属性を false に設定し、ページ内のコード上で明示的にイベントとイベントハンドラを結びつけることを推奨する。これによりコードの可読性と保守性が向上する。