averageifsを使用する際の注意点
AVERAGEIFS 関数を使用する際には、以下の点にご注意ください。
- AVERAGEIFS関数の構文は、AVERAGEIFS(範囲_平均, 条件範囲1, 条件1, [条件範囲2, 条件2], …) です。ここで「範囲_平均」は平均を計算する範囲、「条件範囲1」、「条件範囲2」などは条件を適用する範囲、「条件1」、「条件2」などは対応する条件範囲のセルと比較する条件です。
- 条件の数:AVERAGEIFS関数は複数の条件を同時に適用できます。関数の引数で、1つ以上の条件範囲(criteria_range)と条件(criteria)を指定してデータを絞り込み、すべての条件を満たす平均値を計算します。ただし、条件範囲の数と条件の数は一致している必要があります。また、それぞれの条件範囲に対して、対応する条件を設定する必要があります。
- 条件付き書式:AVERAGEIFS 関数を正しく使用するには、条件範囲と条件の書式が正しいことを確認する必要があります。たとえば、条件が数値の場合は、条件範囲のセルは対応する数値を含んでいる必要があります。また、条件が文字列であれば、条件範囲のセルはテキストを含んでいます。
- averageifs関数はAND論理演算子を利用しており、平均値の計算には全ての条件を満たす必要があります。もしOR論理演算子を使いたい場合は、条件範囲と条件の組み合わせて実現できます。
- 空値処理:AVERAGEIFS 関数は AVERAGE_RANGE と CRITERIA_RANGE の空白値を無視し、平均値の計算範囲には含めません。ただし、CRITERIA_RANGE と CRITERIA に空白値がある場合、関数はエラー値を返します。
- データ型変換:averageifs関数は、条件範囲と条件データ型がaverage_rangeデータ型と一致しない場合には、それらの一致するデータ型への変換を試行します。変換できない場合はエラー値が返されます。
- 配列数式:AVERAGEIFS 関数を複数のセルの範囲で使用するには、関数を配列数式として入力します。数式を入力後、Ctrl + Shift + Enter キーの組み合わせを押すと、Excel に配列数式であることが通知されます。
総じて、AVERAGEIFS関数を使用する際には、関数の構文、条件の数、条件の形式、論理関係、空の値の処理、数値の型の変換、配列数式などに注意が必要です。