CString::CompareNoCaseとCString::Compareの違い
CString::CompareNoCaseはcstringクラスのメンバー関数で、2つの文字列を大文字小文字の区別なしに比較し、比較結果の大小を返します。
CString::CompareはCStringクラスに属するメンバー関数で、2つの文字列(大文字と小文字を区別)を比較し、比較結果の大きさを返します。
CString::CompareNoCaseは、文字列比較時に大文字小文字を区別せず、文字列中の文字をすべて小文字変換(現在の地域設定を使用)してから比較を行いますが、CString::Compareは文字列中の大文字小文字を区別します。
例えば、str1=”Hello”とstr2=“hello”という2つの文字列があるとします。CString::CompareNoCaseで比較すると、0が返り、2つの文字列が等しいことを示します。一方、CString::Compareで比較すると、文字列の大文字と小文字を区別するため、0以外の値が返り、2つの文字列が等しくないことを示します。
CString::CompareNoCaseとCString::Compareの戻り値は、文字列の辞書順の大小ではなく、文字列の比較規則(大文字小文字を区別するか否か)による大小であることに注意。