FilterConfigの役目

FilterConfigはサーブレットにおけるインタフェースであり、フィルタの初期化時にフィルタの設定パラメータを取得するために使用します。

FilterConfigインターフェイスには次のメソッドが用意されています。

  1. getFilterName() : 現在使用中のフィルタの名前を取得します。
  2. 何らかの検索パラメーター name に基づいて構成された初期パラメーターの値を取得
  3. getInitParameterNames():設定された初期化パラメーターの名前の列挙を取得します。
  4. getServletContext():現在のフィルタが存在するServletContextオブジェクトを取得する。

フィルターの初期化メソッド(普通はinitメソッド)内で、FilterConfigオブジェクトあるいはServletContextオブジェクトから設定パラメータの値を取得できる。それによりフィルターの処理ロジックで使用できる。

例えば、以下の方法で構成の初期化パラメータを取得できます。

public void init(FilterConfig filterConfig) throws ServletException {
String paramValue = filterConfig.getInitParameter("paramName");
}

または、ServletContextオブジェクトを取得します。

public void init(FilterConfig filterConfig) throws ServletException {
ServletContext servletContext = filterConfig.getServletContext();
}

FilterConfigの使用により、柔軟なフィルター設定とコンテキスト情報の取得が可能になる。

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