FilterConfigの役目
FilterConfigはサーブレットにおけるインタフェースであり、フィルタの初期化時にフィルタの設定パラメータを取得するために使用します。
FilterConfigインターフェイスには次のメソッドが用意されています。
- getFilterName() : 現在使用中のフィルタの名前を取得します。
- 何らかの検索パラメーター name に基づいて構成された初期パラメーターの値を取得
- getInitParameterNames():設定された初期化パラメーターの名前の列挙を取得します。
- getServletContext():現在のフィルタが存在するServletContextオブジェクトを取得する。
フィルターの初期化メソッド(普通はinitメソッド)内で、FilterConfigオブジェクトあるいはServletContextオブジェクトから設定パラメータの値を取得できる。それによりフィルターの処理ロジックで使用できる。
例えば、以下の方法で構成の初期化パラメータを取得できます。
public void init(FilterConfig filterConfig) throws ServletException {
String paramValue = filterConfig.getInitParameter("paramName");
}
または、ServletContextオブジェクトを取得します。
public void init(FilterConfig filterConfig) throws ServletException {
ServletContext servletContext = filterConfig.getServletContext();
}
FilterConfigの使用により、柔軟なフィルター設定とコンテキスト情報の取得が可能になる。