Javaイベントハンドリングの3つの基本要素とは?
Javaのイベント処理の3要素は、イベントソース、イベントリスナー、イベントオブジェクトです。
- イベントソースとは、イベントを発生させるオブジェクトのことだ。GUIコンポーネント(ボタン、テキストボックスなど)や、GUI以外のコンポーネント(タイマー、ネットワーク接続など)もあり得る。イベントソースは、イベントの生成やリスナへの通知を行う役割を持つ。
- イベント リスナーはイベントを受け取って処理するために使われるインターフェイスであり、特定のタイプのイベントを処理するために使われるメソッドを定義しています。イベントの発生源がイベントを発生させると、イベントの処理を行うリスナーの対応するメソッドが呼び出されます。イベント リスナー インターフェイスを実装し、イベントの発生源に登録することにより、イベントの監視とそれに応じた対応が可能です。
- イベントオブジェクト(イベントオブジェクト):イベントの情報をカプセル化したオブジェクトで、イベントの発生元、イベントの種類、イベントの発生時間などの情報を保持しています。このイベントオブジェクトは、イベントが発生するとリスナーのイベント処理メソッドに引数として渡され、リスナー側はそのイベントの情報を取得して適切な処理を行います。
この3要素が一体となってJavaのイベント処理機構を構成しており、イベントはイベントソースを通してリスナーに渡され、リスナーはイベントオブジェクトの情報に基づいて適切な処理を行う。この仕組みによって、プログラムはユーザーの操作やその他のイベントにタイムリーに対応でき、対話性や動的性を確保できる。