LinuxでWeb環境を構築する方法
Linux上でWeb環境を構築するには、通常以下のコンポーネントのインストールと設定が必要となります。
- Webサーバソフトウェア。HTTPリクエストの処理や静的ファイルの配信を行う。
- Apacheをインストールする:ターミナルで「sudo apt install apache2」(Debian/Ubuntu系)と入力し、次いで「sudo systemctl start apache2」でApacheサービスを起動する。
- ターミナルで sudo apt install nginx (Debian/Ubuntu の場合) と入力し、Nginx サービスを sudo systemctl start nginx で起動します。
- MySQL/MariaDB: ウェブサイトのデータを格納・管理するリレーショナルデータベース管理システム
- MySQLのインストール:ターミナルで sudo apt install mysql-server(Debian/Ubuntu系)を実行し、そのあとで sudo systemctl start mysql を実行してMySQLサービスを起動。
- ターミナルに「sudo apt install mariadb-server」(Debian/Ubuntu系)と入力し、MariaDBサービスを「sudo systemctl start mariadb」で起動します。
- PHP: サーバサイドスクリプティング言語で、動的にWebページコンテンツを生成するために広く使用されている。
- PHPのインストール: ターミナルから「sudo apt install php」と入力します(Debian/Ubuntuシステム向け)。
- Webサーバーを配置し、PHPを導入する:
- Apacheの場合は、PHPモジュールを有効にする必要があります。Debian/Ubuntuシステムの場合、sudo apt install libapache2-mod-phpと入力し、sudo systemctl restart apache2でApacheサービスを再起動します。
- Nginxの場合:PHP-FPM(FastCGI プロセス マネージャ)のインストールが必要なので、sudo apt install php-fpm(Debian/Ubuntu 系の場合は)を実行し、PHP-FPM サービスを sudo systemctl start php7.4-fpm で起動して、最後に PHP をサポートするように Nginx を設定します。
- 追加可能なコンポーネントとユーティリティ
- phpMyAdmin:Webインターフェース経由でMySQL/MariaDBデータベースを管理するための、
- HTTPSによるセキュアな通信を可能にするSSL証明書
- キャッシュやアクセラレーション技術(Varnish、Memcached、Redis など)によって、Web サイトのパフォーマンスが向上します。
Linuxディストリビューションやバージョンによって具体的な手順が異なる場合があるので、詳細は該当するLinuxディストリビューションの公式ドキュメントまたはコミュニティフォーラムを参照することをお勧めします。