Prometheusでの定期的なジョブと周期的なジョブの設定方法
Prometheusには、定期的なタスクや周期的なタスクを設定する際には通常、Alertmanagerコンポーネントを使用する必要があります。Alertmanagerは、監視とアラートのために定期的なタスクや周期的なタスクを作成するために使用できます。
定期的なジョブや周期ジョブを設定する一般的な手順は次の通りです:
- Alertmanagerの設定:まず、Prometheusの設定ファイルにAlertmanagerの設定情報を追加する必要があります。次の内容をPrometheusの設定ファイルに追加することで、Alertmanagerの設定を行うことができます:
alerting:
alertmanagers:
- static_configs:
- targets:
- alertmanager:9093
- Alertmanagerの設定ファイルを使用して、定期的なタスクや周期的なタスクを作成します。以下の内容をAlertmanagerの設定ファイルに追加することで、定期的なタスクを作成できます。
route:
group_by: ['alertname']
group_wait: 10s
group_interval: 5m
repeat_interval: 4h
routes:
- receiver: 'email'
group_wait: 10s
group_interval: 5m
repeat_interval: 4h
match:
alertname: DeadMansSwitch
routes:
- receiver: 'email'
上記の例では、4時間ごとに繰り返されるDeadMansSwitchという名前のタイマータスクが定義され、指定されたalertnameに一致した場合にはemailレシーバーに送信されます。
- Prometheusを起動した後、コマンドラインでAlertmanagerを起動し、その設定ファイルを指定します。
./alertmanager --config.file=alertmanager.yml
- 定時タスクと周期的タスクのテスト:手動でアラートルールをトリガーして、定時タスクと周期的タスクの設定が正しいかどうかをテストすることができます。
上記の手順を踏むことにより、Prometheusでの定期的なジョブや周期的なジョブを設定することができます。ただし、Alertmanagerの構成オプションや構文は、異なるバージョンや構成方法によって異なる場合があるため、詳細な情報を得るためには公式ドキュメントを参照することをお勧めします。