キャンバスの描画メソッドdrawBitmapの説明
キャンバス上にビットマップを描画する、Canvas クラスのメソッドです。
メソッドシグネチャ:
public void drawBitmap(Bitmap bitmap, float left, float top, Paint paint)
実装パラメータ
- ビットマップ:描画対象とするビットマップオブジェクト
- 左:描画された左の境界位置
- 上辺の描画位置
- ペイント:描画効果を制御する筆オブジェクト。色、透明度、フィルター効果などの設定が可能
使用例:
Bitmap bitmap = BitmapFactory.decodeResource(getResources(), R.drawable.image);
canvas.drawBitmap(bitmap, 100, 100, null);
最初にBitmapFactoryのdecodeResourceメソッドでリソースファイルの画像をビットマップに変換し、その後CanvasのdrawBitmapメソッドでビットマップをキャンバスに描画している。描画位置は(100,100)で、最後の引数がnullなので、ペンを使って描画効果を制御していない。ペンを使用する場合は、Paintオブジェクトを作成して渡す必要がある。
なお、drawBitmapメソッドでビットマップをキャンバス上に描画するときは、指定した描画位置がキャンバスの境界を超えるとビットマップが表示されなくなります。そのため、ビットマップを描画する前に、指定した描画位置が適切な範囲内にあることを確認する必要があります。
他のメソッドオーバーロード drawBitmap には以下のようなものがあります。
- ビットマップの一部分を、指定した位置に描画します。
- 行列変換を使用したビットマップの描画 drawBitmap (Bitmap, Matrix, Paint)