誤って削除したファイルのUbuntuでの復元方法
Ubuntuでファイルを誤って削除してしまった場合、以下の方法でファイルを復元できます。
- ごみ箱を利用する: Ubuntu のごみ箱(Trash)は他のオペレーティングシステムのごみ箱と似ており、削除されたファイルはごみ箱に移動され、完全に削除されません。ごみ箱を開いて誤って削除したファイルを確認し、ファイルがあった場合はファイルを右クリックして復元を選択してファイルを元の場所に復元することができます。
- コマンドラインから復元する:コマンドラインツールで誤って削除したファイルを復元できます。まずターミナルを開き、次のコマンドでファイルの検索および復元を行います:
$ sudo find / -name "filename"
上の「ファイル名」を誤って削除したファイルの名前に置き換えてください。このコマンドはシステム全体でそのファイルを検索し、その完全パスを出力します。その後、次のコマンドを使用してファイルを指定された場所にコピーできます。
$ sudo cp /path/to/backup/filename /path/to/restore/location
上の「/path/to/backup/filename」はファイルのフルパス、「/path/to/restore/location」は復元したいファイルの場所に変更してください。
- データ復元ツールを活用:上記の手段ではファイルが見つからない場合、サードパーティーのデータ復元ツールを活用する手があります。TestDisk、PhotoRec、Recuvaなど、無料版と有料版があります。Ubuntu ソフトウェアから、もしくはコマンドラインからインストールし、各ツールのマニュアルに従って復元作業を行ってください。
どのメソッドを使用して誤削除したファイルを復旧したとしても、そのファイルの整合性や可用性は保証されませんのでご注意ください。そのため、ファイルの削除前には必ずバックアップを行い、誤削除しないよう慎重に操作することをお勧めします。