はじめに
WasmEdgeは軽量かつ高性能なオープンソースWebAssemblyランタイムです。Second State社が中心となって開発し、現在はCloud Native Computing Foundation(CNCF)のサンドボックスプロジェクトの一つになっています。
WasmEdge Runtime — Cloud Native Computing Foundation
コンテナ標準のOCI対応、クラウドネイティブなWebAssemblyランタイム「WasmEdge」が、CNCFのサンドボックスプロジェクトに採用 — Publickey
WasmEdgeは主にC++で記述されており、公式のSDKを使うことで、C、Rust、Goなどで書かれたアプリケーションにWebAssemblyランタイムを組み込むことができます。
先日、WasmEdgeの最新版であるv0.10.1 がリリースされました。また、それに合わせてRust SDKのv0.3.0もリリースされています。このRust SDKは内容が一新されているそうです。
開発元のSecond State社は、このRust SDKの利用と開発を促進するために、期間限定の懸賞プログラムを発表しています。
Win a Switch with the WasmEdge Rust SDK Bug Hunt — Second State
その発表記事を日本語に翻訳しましたので参考にしてください。(翻訳協力: @tatsuya6502)
翻訳:WasmEdge Rust SDKのバグを報告してNintendo Switchを勝ち取ろう
WasmEdge 0.10.1のリリースに伴い、WasmEdge Rustバインディングが一新されました!
WasmEdge RustバインディングSDKは、RustアプリケーションにWebAssembly関数やモジュールを埋め込むことを可能にします。これは、Rustベースのクラウドネイティブソフトウェアやブロックチェーン基盤ソフトウェアに特に有効で、信頼できないユーザーコードの実行を、安全かつ効率的な方法でサポートできます。
WasmEdge Rustバインディングの詳細については、この記事を参照してください。
WasmEdge Rustバインディングはwasmedge-sysクレートとwasmedge-sdkクレートに分かれています。wasmedge-sdkクレートはアプリケーション開発者向けで、WasmEdgeを使ってサードパーティのコードを簡単かつ安全に自分のRustアプリケーションに組み込めるようになります。wasmedge-sdkはRust開発者にスムーズな体験を提供するように設計されています。
WasmEdge Rustバインディングをコミュニティにとってより良いものにし、開発体験を最適化するために、WasmEdge Rust SDKバグ・ハントへの参加を歓迎します。
バグ・ハントへの参加方法
Rust好きの皆さんへ、2022年8月1日(リリース日)から2022年9月1日までの間に、ぜひ以下のタスクを実行してください。
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- WasmEdge Rustバインディングの使用中に遭遇したバグや問題を、WasmEdgeのGitHubリポジトリーで報告する
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- WasmEdge Rustバインディングを使用した経験を記事にまとめ、投稿する。(投稿先のブログプラットフォームは問いません)
- WasmEdgeにサンプルコードや新機能を追加する
タスクの内容に応じたポイントが付与され、最も多くのポイントを獲得した3名の方には、日本版Nintendo Switchをプレゼントします。
ポイントとルール
タスクによってポイントが付与されます。ポイントの基準は以下の通りです。
これらのタスクはあくまで参考です。新しいアイデアも歓迎します。
ルール
30ポイント以上獲得した参加者の中から上位3名に「Nintendo Switch(日本版)」がプレゼントされます。
Keychron K3 バージョン2 キーボード15
Nintendo Switch20ポイント以上上位3名のみ
タスクを完了し、提出する準備ができたら、このフォームに記入してください。
ドキュメント
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- WasmEdge Rust SDK
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- WasmEdge Rust SDKソースコード
- wasmedge-sdkクレート
詳しく知りたい人は、ぜひ、WasmEdgeのDiscord Serverに参加してください。