Mozillaが中心となってオープンソースで開発されている言語「Rust」。
Mozillaが開発を主導しているためか、WebAssembly対応に非常に積極的です。
今回はRustをインストールし、ironフレームワークから「Hello World」を出すところまで。 Rustのビルドシステム兼パッケージマネージャのCargoを使用します。
rust install
cd ~/ に移動し以下を実行します。
curl https://sh.rustup.rs -sSf | sh
実行すると以下の文言がでてくるので、1を選択。
1) Proceed with installation (default)
2) Customize installation
3) Cancel installation
成功すると以下のように表示されるはずです
Rust is installed now. Great!
cargo
RustのビルドシステムであるCargoを使います。
またパッケージマネージャでありCargoをRustプロジェクトの管理にも使用します。
公式インストーラーからrustを導入しているなら、rustに同梱されているはずです。
cargo –version
もし出ない場合はpathを通す必要があるので、~/.bashrcに追記します。
#Rust
export PATH="$HOME/.cargo/bin:$PATH"
追記後パスを反映させる source ~/.bashrcを実行します。
ironフレームワークにてプロジェクトを作成
任意のディレクトリにて以下を実行
cargo new iron
ironプロジェクトを作成します。
実行するとCargo.toml ファイルと srcのディレクトリができていると思います。
Cargo.tomlに以下を追記します。
[dependencies.iron]
version = "*"
srcディレクトリに新しくmain.rsファイルを作成し以下を記述します。
extern crate iron;
use iron::prelude::*;
use iron::status;
fn main() {
Iron::new(|_: &mut Request| {
Ok(Response::with((status::Ok, "Hello world!")))
}).http("localhost:3000").unwrap();
}
cargo buildを実行しビルドします。
最後に以下にてプログラムを実行できます。
cargo run
http://localhost:3000/
にてHello world!が確認できれば成功です。