はじめに
Jupyter notebook を、通常使うブラウザとして指定されているブラウザではなく、任意のブラウザで起動する方法について。
Linux, Windows も基本的に同じですが、Macではちょっとだけ違います。
(2018/6/18) Vivaldiもちょっと違ったので追記。
環境
-
- MacOS Sierra
- Python3.5
手順
１．Jupyterの設定ファイル作成
ターミナルで以下のコマンドを実行します。
$ jupyter notebook --generate-config
Writing default config to: /Users/(user_name)/.jupyter/jupyter_notebook_config.py
これにより、以下のファイルが作成されます。
（ちゃんと上記コマンド実行時に教えてくれます）
~/.jupyter/jupyter_notebook_config.py
２．設定ファイルでブラウザを指定
上記ファイルをテキストエディタで開いて、以下の項目を探します。
# c.NotebookApp.browser = ''
コメントを外し、以下のように変更します。
c.NotebookApp.browser = '/Applications/Google\ Chrome.app/Contents/MacOS/Google\ Chrome %s'
%s の後に、 –new-window というオプションをつけると、新しいウィンドウで起動します。
注意点
Macでは起動オプション付の指定が必要みたいで、/Applications/Firefox.app のようにアプリケーションのパスを指定しただけではダメです。
Linux, Windowsでは、ブラウザ実行ファイル自体のパスで大丈夫です。
(2018/6/18 追記)
Mac特有の違いではないようです
Ubuntu上でも、Vivaldi だと %s が必要でした。仕様の詳細は調べていません。あしからず。
Macでは、Chromeの場合アプリケーション名にスペースが入っているので、スペースを\でエスケープしてください。
設定ファイルはPythonスクリプトですから、Python2の環境ではブラウザのパスの頭に ‘u’ をつけないといけないかも。
u’Applications/Google\ Chrome.app/・・・’
参考
上の設定を処理しているPythonスクリプトはこちら。
/Users/(user_name)/.pyenv/versions/anacondaX-X.X.X/lib/pythonX.X/webbrowser.py
私の環境はpyenvですが、ご自分の環境に読み替えてください。
–new-window などのオプションがあるのがわかります。
